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ノロウイルスの特徴と症状

ノロウイルスの特徴

ノロウイルスは毎年11月頃から〜翌年の3月辺りまで頻繁に発生し、1件発生すると大規模な食中毒を引き起こします。
その原因は微量でも体内に侵入すると爆発的に増殖すること、また非常に感染力が強く、感染者の手や排泄物から2次感染が発生するからです。
ノロに感染することで胃腸の機能が低下させるため、感染してから発症までの期間が非常に短く、1〜2日程度でノロウイルスの症状が出始めるのが特徴です。

ノロウイルスの症状

ノロウイルスに感染することで胃腸炎などの症状を引き起こします。感染者によって個人差はありますが、主な症状としては微熱、激しい嘔吐や下痢です。特に嘔吐や下痢は1日に何回も繰り返し、嘔吐は胃の中に水分や飲食物などない状態でも出続けるので、最終的には胃液だけを吐くといった場合もあります。この症状は1日〜7日ほどで回復しますが、症状が治まっても2〜3週間は便の中にウイルスが見つかることがあるので、2次感染を防ぐために油断は禁物です。

 

微熱

微熱はウイルスが侵入したことによる防衛反応で、感染の初期に出る症状です。37〜38度熱発しますが、期間が短いこと、人によっては微熱で済むことからあまり気づかないで嘔吐や下痢の症状だけを訴える人が多いです。

 

嘔吐

嘔吐は成人の方よりも、主に幼児に見られる症状です。ノロに感染することで胃腸の働きが弱まり、正常な働きが出来なくなるので嘔吐と複数回繰り返し、回数が多いと黄色の胃液を吐きます。特に発症後数時間は、水分を摂っても腸が動いてない状態のため口に入れたものをすべて吐き出してしまいます。ですので、吐き気が治まる数時間は絶飲食にして様子を見る必要があります。

 

下痢

下痢はノロウイルス感染者の主症状で、腹痛とともに何回も下痢をすることがあります。腸の中に吸収物がなくても繰り返すため、通常の便の他、無色や白色、緑色などの水溶性の便になることも珍しくありません。このように、自分の意図よりも水分が足りなくなっている場合があるので脱水症状には注意が必要です。

 

ノロ感染の体調変化

出典:http://www.geocities.jp/y_k_clinic/iNoro.html

変異した新型ノロウイルス

変異した新型ノロウイルスが確認された場合、その年は大流行し猛威をふるいます。

 

変異した場合、従来のノロウイルスと遺伝子構造が異なり、
新型の免疫を持ってる人間が存在しないため、
感染した場合はほぼ100%発症するとされています。

 

また、変異にともなり病原性が強力になったり、
ノロの構造変化により迅速診断キットでは反応しないケースもあるため、
発見や認知が遅れる為集団感染に繋がる危険性が高いです。

 

特に都心部では急速に広がりやすいので、
手洗いの徹底や共用の物を極力避けるなどして対策をする必要があります。

 

新聞やニュースなどで新型ノロウイルスが認知された場合は発表されるので、
常時チェックしておくと良いでしょう。

 

ノロウイルスの予防

このようにノロウイルスは集団感染を引き起こしますので、
対策するには日頃からの予防法が最も大切になります。

 

予防についてはノロウイルスの予防法や感染時に症状を軽減させる食べ物の記事で
詳しく解説しているので参考にしてみてください。

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