ノロウイルスの感染予防の為に衣類を消毒する方法!
ノロウイルスに感染した家族を看病する場合には、嘔吐物や便などの排泄物の処理をすることがあると思います。そういった時に着用していた衣類にはウイルスが付着している可能性が高いので、できれば感染を予防する為にも消毒する必要がありますよね。ここでは、そういった場合の着ている服をどうやって消毒するのかをまとめています。
衣類の消毒する方法は2種類ある!
ノロウイルスが付着した衣類を消毒する方法は大きく分けて2種類あります。
- 熱湯消毒を行う
- 次亜塩素酸ナトリウムを使う
消毒をする前に確認したいこと
感染した人からの嘔吐物が付着している場合は、ペーパータオルで嘔吐物を取り除き、下記で紹介する次亜塩素酸ナトリウムの消毒液でスプレーして取り除いておきます。
熱湯消毒で衣類の消毒をする方法
まずは家庭で簡単にノロウイルスを消毒する方法として挙げられるのが『熱湯』を使ったものです。ノロウイルスは85℃以上の熱湯で1分間以上加熱すれば死滅させることができます。
- バケツや浴槽、たらいなどに水を汲み、衣類についた嘔吐物などがあれば洗いながします。※後でここで使ったバケツなどは次亜塩素酸ナトリウムで殺菌しましょう。
- 大きい鍋などに水と衣類を入れ、軽く沸騰させた状態が1分以上続くように煮ていきます。
- 1分以上経ったら火を止め、水などに冷まして通常通り洗濯機で洗濯します。
始めに嘔吐物が付着した衣類を洗うのですが、その際にウィルスを吸い込んでしまわないこと。また、バシャバシャとし過ぎてしぶきが顔などにドンたりしまわないように注意して下さいね。
デメリット
絹やウールなどの衣類であれば熱湯消毒をすることで生地が傷んでしまうので避けるようにした無難です。一方、綿や麻などの素材であれば熱湯でも耐えることができます。
次亜塩素酸ナトリウムを使って衣類の消毒をする方法
次にご紹介するのが次亜塩素酸ナトリウムを使って衣類の消毒をする方法です。この成分はキッチンハイターやピューラックス、ミルトンなどに配合しているもので、いずれかを0.02%(200ppm)に水で薄めて殺菌します。
キッチンハイターの場合の消毒液の作り方
- 水10リットル=ハイター40ml
- 水20リットル=ハイター80ml
- 水30リットル=ハイター120ml
- 先ほど同様、バケツや浴槽などに水を汲み、衣類についた嘔吐物などがあれば洗いながします。
- キッチンハイターなどで作った消毒液をバケツや洗濯機に入れておきます。
- その中にい消毒したい衣類を入れ浸けこみます。
- 5〜10分放置し、よくすすぎます。
- 普通に洗濯機で選択を開始します。
デメリット
次亜塩素酸ナトリウムに浸けることで衣類を漂白(脱色)してしまうので、白くなりすぎるのが嫌な場合は一度漂白剤を捨ててから洗濯するようにして下さいね。
以上がノロウイルスの感染予防の為に衣類を消毒する方法でした。使用したバケツやたらいなどは最後に次亜塩素酸ナトリウム消毒液でしっかり消毒して下さいね。そうでないとせっかくの努力がムダになる可能性もありますので!
ノロウイルスが付着した衣類を洗う際のワンポイントアドバイス
ノロウイルスが付着した衣類を洗う際は、水などが飛んできて自分の服が汚れないようにしっかりと防御する必要があります。では、着用している服を身を守る為に必要なものとは?
着用している服をノロから守る為に必要なグッズ
- 防水エプロン
- 密閉率の高いマスク
- 長めのビニール手袋
- ゴーグル
- 使い捨て靴カバー
- ヘアキャップ
こういったもので完全に洋服や皮膚が露出している部分を覆っておくと安心です。1個1個揃えると面倒ですが、ノロウイルス対策グッズがセットになっている物もあるので、緊急の場合にいつでも使えるように常備しておくと安心かもしれませんね。